ミックスマスター小説【巨龍伝説 The After Story】

あの戦いから既に4ヶ月がすぎようとしていた

華鈴は道の守護騎士団【Rood Guardian Knight】に入団、既に一部隊長まで昇格していた

そしてその両親、堵倶徒紅羅樹(こうらき)と堵倶徒香麗(こうれい)に一通の手紙が届いた

“お父さん、お母さん、お元気ですか?

今私はルートと言う人が団長を勤める道の守護騎士団の一員として守護活動に精を出してます

今では私も騎士団の一部隊長になりました

同封した写真は騎士団全員の集合写真です

PS:私は真中から左に5人目で騎士団長のルートさんは一番背が高い人です

またお手紙書きます”

紅羅樹が手紙を見て口を開いた

“家を飛び出して一回も連絡をよこさなかったバカ娘が手紙よこしたと思ったら

道の守護騎士団って言えば有名な騎士団じゃないか、出世したもんだな華鈴も”

皮肉気に紅羅樹が言う、それに対して高麗が言う

“それだけあの子が成長したって事よ?あの子も立派な大人になったわ

それに・・・この写真の背景・・・私たちの家系と同盟関係にあるフェリスディア家の庭じゃないの?・・・凄いわね”

華鈴の両親がのん気にぽつぽつ会話してる頃、華鈴は自室でシャワーを浴びていた

ここのところ連日出動でシャワーを浴びる暇も無かったのだ

決して良いスタイルではない自分を見て華鈴は呟いた“成長したかな?私”・・・と

しばらくしてシャワーを終えた華鈴は取り合えずベッドで寝る事にした

夜中の出動もあって寝不足で倒れる騎士も居るからだ

華鈴がすやすやと寝息を立て始めた頃、ルートはトレセド南部のちょっとした岬っぽいところに居た

“あの戦いの後・・・アクティブモンスターが増え始めている・・・

何か災いが起こるのだろうか・・・?それに逃げた虚が何か仕掛けてくるはず・・・

アクティブモンスターに襲われるだけなら良い、1体や2体なら楽に倒せる・・・

だが多数のモンスターに囲まれた時、それが出来るのだろうか・・・

冒険者達にも注意を促さなければならない・・・一体如何したものか・・・”

ルートがいろいろ思考をめぐらせていた時、不意に一瞬だがポーラリッヒ方面の映像が脳裏に浮かんだ

“・・・?あの地形はポーラリッヒか・・・?家屋の壁に何か書かれているな・・・

何々・・・「Help!Monstre's a attack! My friend a person away! My friend to wish a rescue!...I'm name a culis ...」途中で分が途切れてるか・・・

訳すとこうなるかな・・・「助けて!モンスターたちの攻撃で私の友達が拉致されたの!

私の友達を助けてくださいお願いします!私の名前はクリス ・・・」

どうやらポーラリッヒでモンスターによる拉致が起こったらしいな・・・よし、明日出発準備を済ませ

準備が出来次第ポーラリッヒへ向かうか・・・”

ルートはそう決めると急いで騎士団本部の放送室へ駆け込み指令を発した

“ポーラリッヒでモンスターによる拉致事件発生!各騎士はジール等を用意した後に

移動用八角魔法陣エリアに集合せよ!なお、メッセージを残した人物も拉致された可能性高!

危険度レベルはSSS!ハンパな覚悟のものは各自ここに残りアクティブモンスターを殲滅せよ!”

巨龍伝説 The After Story Fin

とりあえず巨龍伝説タイトルはここまでとなります

次回からはタイトルを変えるつもりですがタイトル候補が無いためしばらく停滞いたします

それでは皆さんSee You Next Updete!

小説部屋へ戻る

トップへ戻る
inserted by FC2 system