ミックスマスター小説【Snow White Fight Episode1】

始めに・・・

この小説は【巨龍伝説 The After Story】とつながっております

ルートはテレパシーのようなものでポーラリッヒの景色を見、見えた建物の壁に書かれた文字を発見する

すぐさまルートは全騎士に通達、出発準備を進めていた

そのとき、不意にルートの父親が話し掛けてきた

“ルート、テレパシーをお前も感じたのか?”

ルートはああ、と答えた

“記録によればフェレスト・ウォルスには兄か弟が居たらしい、テレパシーを私たち以外が使えるとすれば

そのフェレスト・ウォルスの兄弟の子孫しか有得ないはずだ”

それを聞いたルートは

“そうか・・・なら急がないとな・・・虚が狙っているはずだ・・・”

しばらくして全員が揃った

ルートは早急に点呼を取り、魔法陣を起動した

その瞬間、騎士団全員の視界が一度真っ白になり、徐々に目が慣れてくると建物などが見えてきた

まず華鈴が口を開いた

“ここが・・・ポーラリッヒ?こんな事になってるなんて・・・”

騎士団全員が息を飲む

そこにはかつてのポーラリッヒの姿はなく

ほとんどの人は連れ去られてしまったようだ

“とにかく、ポーラリッヒの雑貨屋前に拠点を構える、拠点の設営完了後探索を開始する!”

ルートが大きい声を上げた

その声に我に帰った騎士団の皆はすばやく設営を開始する

ルートに一つの疑問が浮かぶ

“・・・おかしい・・・俺と先祖がほぼ同じ人間を探すなら殺してしまう方が早いはず・・・

何故虚は連れ去ったんだ・・・?”

ルートがあれこれ考えている間に設営が終わったことを告げにきた騎士が後ろに居た

“騎士団長!拠点の設営、完了しました!”

ルートは振り向いて

“よし、全員同一行動をとる、このあたりのモンスターはバルカン渓谷なんて

比べ物にならないモンスターが居る、隊列はファイブマンセル(五人一組)だ”

ルートがそういうとすぐに規定のメンバーで騎士達が集まった

ルート達はまずオッフェン海岸へ向かった

ゲーテやエティン、バンシーが居るエリアである

危険度は相当高く並みのモンスターマスターならすぐに全滅するほどの危険なエリアである

突如ヴリトラというモンスターが攻撃を仕掛けてきた

ルートはすぐ能力を開放し最強レベルのスタンを掛けメテオニックソードで切りつける

一刀両断されたヴリトラが雪原の上に落ちる

その時、両断された身体の間に灰色のデビコアと思しき物体があった

そう・・・ヴリトラのコアである

“ヴリトラのドロップか・・・珍しい事もあるものだな・・・”

ルートはそのコアを拾い上げ、コアポケットにしまう

その後も幾度となくルートに襲い掛かるモンスターたち

そしてしばらく進むと古びた塔が見えてきた

“テレパシーが強くなってきたな・・・やはりあの塔か・・・?”

ルートが見つけた塔は沈黙の塔と呼ばれている場所である

入ったものは言葉を失うとポーラリッヒ民に恐れられる塔である

沈黙の塔・・・そこに何があるのか・・・

虚との戦いに決着がつくのか・・・

それとも別のモンスターの長が何かを企んでいるのだろうか・・・

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