ミックスマスター小説【巨龍伝説 其の弐〜?】

地下にある祖先の像を狙うモンスター軍団との戦いに備え

ルート達は能力を覚醒させた

ここは東門、すでに門が破られかけている

そこへ駆けつけたのは華鈴とそのメイト達

華鈴は躊躇する事無く弓を構える

“あなたたち・・・私の友人に手を出したら承知しないからね!インフィニティアロー!”

空へ華鈴は矢を放った、その矢が無数に分裂し門を破ろうとしてるモンスターを貫いた

そのとき、ルートからテレパシーが届いた

“俺たち兄弟だけじゃ守りきれない、華鈴、君にその門を任せて良いか?”

華鈴はもちろん、と心で答えた

その後、インフィニティアローは更に威力を増し、確実に敵の軍勢の戦力を削っていった

その頃ルート達も各門へ移動していた

ルートが守るのは西の門

“我が家へ進入せんとするモンスターたちよ、永久に消え去れ!ジャッジメント・レイ!”

ルートが門を開くと急に開いて力の抜けたモンスターたちがなだれ込んできた

その門が開いた瞬間、ルートの両手の平から一筋の光が開いている西の門へ疾走した

そのとき、西の門を攻めていたディブルイの軍勢を全滅させた光を朧たちは知っていた

過去に神を裏切り、人間と結ばれた者が自分たちを守るために放った光と同じ光だと言う事を・・・

×     ×     ×

ここは南の門、アルテミスが駆けつけた

“まったく・・・すごい数だわ・・・”

呆れながら弓を構え矢を千本以上一度に撃った

アルテミスの覚醒させた能力は装備の瞬時換装である

その矢は確実に敵を貫いた、だが技後硬直の隙を突かれ袋叩き状態に遭う

アルテミスはつぶやいた“ウェポンチェンジ・・・ダブルソード!”

その瞬間アルテミスを取り囲んで袋叩きにしていたモンスターたちが切り裂かれた

アルテミスは双剣を構え言った

“私の双剣は今日物凄く切れるわよ、覚悟しなさい!”

そういってアルテミスは門の外へ剣で切りつけながら駆けて行った・・・

×       ×       ×

ここは北の門、サウスとノースが守りに来た

“相当門を壊そうと頑張ってるね、姉さん”

サウスがノースに言う

“ちょっとやばそうだから制御リングをはずすわ、力が暴走するかもしれないからサウスは下がってて”

サウスは言われたとおり下がりながらこう思った

制御リングなんて使ってたら勝てるわけが無い・・・と

ノースの制御リングが音を立てて割れ、消滅した

ノースは門を押さえている牧場のモンスターに言った

“私が合図をしたら門を開けて出来るだけ離れて!門の先の敵を一掃するわ!”

そういってノースは手の平を突き出し、力を集中させる

すでにノースの足元にはヒビが入りへこんでいた

ノースが門にいる牧場のモンスターに合図を送った

その瞬間門の戸は弾け飛んだ、外部からそれほどの圧力がかかっていたのだ

だがそれが逆に幸いだった、牧場のモンスターが飛びのく手間が省けたのだ

“あなたたちには悪いけど、ここに入ってこられちゃ困るのよ!レクイエム・レイ!”

両手の平の光球が、レーザーのように門を貫いた、無論、そこにいた敵軍もろとも・・・

その後ろにいたフェザーもろとも・・・

ディブルイとフェザーの軍勢を打ち破ったルート達

だが、虚と朧の軍勢にアルテミスと華鈴は勝てるのだろうか?

其の弐〜?へ

其の弐〜?へ

小説部屋へ戻る

トップへ戻る
inserted by FC2 system